私の出産

ブログを始めたのが生後2カ月の頃なので、

出産記録がありません。

そこで、忘れないためにも記録を残しておきたいと思います。



レッツゴー!





妊娠中、逆子が直らず、38週での予定帝王切開となりました。

手術の日が決まった時点で、ミニメロンの誕生日が決まりました。


ただ、帝王切開当日の朝までに逆子が直っていたら

自然分娩になるということでしたので、

前日まで逆子体操をしていました。


まぁ、どちらかと言うと自然分娩が希望だけれど、

帝王切開でも良いという気持ちもあったので、

逆子体操はそこそこやっていたくらいです。


手術当日の朝、先生に診てもらうとしっかり逆子のままでした。


逆子の原因は、お腹を開いてから分かったそうですが、

へその緒が首に巻きついていて、動けなかったからだそうです。

動けない状態なのに、「まわれ、まわれ!」と

私に頭をぐいぐい押されていた我が子。

かわいそうなことをしてしまいましたね。


出産当日は、午前中に産院に行きました。

いくつか簡単な検査をし、点滴開始。

午前中から午後2時過ぎまで点滴したまま待っているだけなので、

かなり暇でした。

途中、浮腫み防止のソックスなどはかされました。

前日の夜から食事を抜いているので空腹でしたが、

点滴をして栄養を入れいているせいか、

それほどつらくありませんでした。


緊張の中、午後2時10分頃手術室に歩いていきました。

手術室は、いかにも手術室!という感じの部屋。

リラックスさせるためか静かな音楽が流れていました。

手術室の入り口の戸には、10cm四方くらいの小窓があり、

夫や私の両親、妹、妹の娘(赤ちゃん)が

小窓から中をのぞくという形で立ち会ってくれました。

小窓からならビデオ撮影も可能でしたので、

すべてをばっちり撮ってくれていました。


手術室に入り、先生方や助産師さん達に挨拶をし、

すぐに手術台に横になりました。

そして、横を向いて背中を丸め、腰のあたりに麻酔注射。

「痛いですか?」などなど私は何かよくしゃべっていたと思いますが、

忘れてしまいました。


事前にネットで調べていると、

「腰椎麻酔はとても痛い」との書き込みが

多かったので、恐ろしかったのですが、

あっけなく終わってしまいました。


腰椎麻酔の痛みを和らげるための麻酔がチクッとし、

その後の腰椎麻酔もチクッとするぐらい。

あれ?こんなもの?

点滴の注射より痛くありません。

「全然痛くないですね〜!」なんて笑いながら話していました。


その後、麻酔のおじいちゃん先生が

「だんだん下半身の感覚なくなるよ〜」なんて

静かな声で優しく話してくれ、その通りになり、いよいよ切る時!


切る感覚は全くないのかなと思っていましたが、ありました!

お腹の中心を自分の爪で縦になぞっているような。

痛みは全くありませんが、お腹を切られていることは分かりました。

録画したビデオを見ると、切っている最中も私は笑顔。

その後、お腹のあたりをなんだかごちゃごちゃされているうちに

泣き声が聞こえました♪


午後2時30分 ミニメロン誕生!!




助産師さんが、赤ちゃんを少しきれいにして、

すぐに私の顔の横に連れてきてくれました。

「小さい!ようこそこの世へ!」

しばらくわが子を眺め、ツーショット写真も撮ってくれました。


赤ちゃんは手術室の外にいるパパたちのいる所に行き、

パパにへその緒を切ってもらったり

体重測定などしにいきました。


私はこれからお腹を閉じる作業。

ここからは、全身麻酔です。

麻酔のおじいちゃん先生に、「これから少し気持ち悪くなるよ〜」

そう言われてすぐ、

全身にものすごい重力がかかったような感じになり、

気を失いそう!と初めて少しつらい気分でした。(ほんの数秒ですが)


そして「これから眠くなるからね〜」というようなことを言われ、

もう、すぐに意識はなくなりました。



目が覚めると、ふわふわふわふわ。

なんだかと〜っても気持ちがいい♪

麻酔がまだ効いているのですが、気持ち良すぎて、

思わず「極楽〜♪」という言葉が口から出ていました。

助産師さんたちに笑われてしまいまいた(^_^;)

極楽出産でした。


そして入院する部屋へ。

胸から下の感覚がないのですがベットに横になったまま

再び、赤ちゃんと対面。

なんということでしょう。パパに激似です。

生まれたばかりなのに、こんなにパパそっくりなんて驚きでした。

私の両親や妹も驚いていました。


そして、すぐに初めての授乳。

私は胸から下の感覚がないので、助産師さんが手伝ってくれました。

私は仰向けに寝ているし、お互い初授乳なのでなかなかうまく

くわえさせることができませんでしたが、

くわえた途端、私の目から初めて涙がこぼれました。

なぜこのタイミングだったのか不思議ですが、

母になったことを実感できたのでしょうか。

夫も泣いていました。

産院は当日から母子同室なので、

その日から一緒に過ごすことになりました。


傷は、翌日あたりからくしゃみをすると少し痛みましたが、

痛み止めの座薬をさしていたので歩くこともできました。




これが私の出産です。





自然分娩も帝王切開も体験したママは、

どちらも同じくらいつらかったと言っていました。

帝王切開の傷が、とても痛んだそうです。

私の場合は運が良かっただけかもしれません。



本当は、きれいな畳の部屋で好きな音楽をかけ、

アロマもたける部屋での自然分娩が希望でした。

(この産院を選んだ理由の一つです)


私の思い描いていた出産のイメージは、

長く苦しい陣痛に耐え、夫に励まされながら、

やっとの思いで出産する。

この壮絶な体験を乗り越えて、やっと母親になれる。

そう思っていました。


しかし、私の体験した出産はそんなイメージとは程遠く、

さらっと終わってしまったのです。

母子ともに元気に終えることができたことはありがたいことですが、

なんだか少し、痛みを経験していない寂しさというか、

劣等感というか、未だにそんなもやもやした気持ちがあります。

そんなこと感じる必要はないんですけどね。

帝王切開も立派な出産ですから!


もしかしたら、予定帝王切開だったのには

意味があるのかもしれません。

何時間かかるか分からない自然分娩だったとしたら、

私の病気の母や、赤ちゃんのいる妹に

立ち会ってはもらえなかったこと。

家族みんなに囲まれての出産という幸せを、

予定帝王切開だったからこそ経験できたのです。


それから、実は私の通っていた産院は

私の住む町から車で2時間かかる場所。

(近くにも産院はありましたが、

評判も良く、産院の考え方や施設が気に入りそちらにしました。)

実家からだと1時間で行けますが、

陣痛が来て、夫に連絡をしてから一緒に産院に着くのに

最低2時間かかってしまいます。

車内で生まれるという危険も避けることができました。


もしかしたら、ミニメロンはそんなことなどを考えて、

自ら首にへその緒を巻いてくれたのかもしれません。(なんちゃって)


自然分娩は経験しなかった私ですが、

そんなことにこだわっている暇はありません。

本当に大事なのはこれからです。

数年後、育児を振り返って、

がんばった!たのしかった!と思えるように、

ミニメロンとの日々を大切にしていきたいです。






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