教え子

最近、たまたま小学5、6年生の時に担任した子どもたちに会いました。

その子たちも、この春、中学を卒業します。



私にとっては異動したばかりの学校で

教員になって初めての高学年担任ということで、

もうそれは失敗の連続でした。


学級崩壊とまではいきませんでしたが、

授業はおもしろくない。

なめられたらいけないというプレッシャーから、

抑えつけるような指導。

時間の使い方も要領も悪く、

次の日の授業準備をするだけで精一杯の毎日で、

子どもたちに余裕を持って接することができない日々でした。

授業も子どもたちとの関係もうまくいかず、

泣きながら同僚や夫(結婚前)に話を聞いてもらうこともありました。


無事卒業させたとはいえ、

なんだか申し訳ない気持ちが今でもあり、

街中で会うのも、できれば避けたいと思うのが正直な気持ちでした。


そんな中、ここ一週間くらいで4人の教え子に会ったのです。

4人ともばらばらの場所で。

最近天気がよく、ほぼ毎日エルゴで散歩しているので、

小・中学生には会うだろうとは思っていましたが、

自分の担任していたクラスの子どもばかりに会うとは不思議なものです。


見かけて知らないふりをするわけにもいかず、

話しかけると、

なんだかみんな大人っぽくなっていて、

一緒に話しながら歩いたり、

立ち話したり。


小学校卒業以来、一度も会ったことがなかった男の子は、

ミニメロンを見て、「えー?!」

と目を丸くしていました。

子どもたちが卒業した時点では結婚もしていませんでしたから

子どもまでいて驚いたみたいです(*^_^*)

そして、「(自分は)もう卒業だよ。」

その言い方がなんだか大人になった気がして。


別の女の子は、ミニメロンを見て

「(性別)どっちぃ?」と聞くので、

私は、「おじさん顔だけど、一応女の子だよ!」と言うと、

苦笑いしながら「かわいい〜☆」と言ってくれました。


後の二人は、高校受験が終わった直後に会いました。

二人とも晴れやかな表情でした。


4人と会って、

できれば会うのは避けたいと思っていた自分は

バカだったなぁと思いました。

成長した子どもたちに会って、

話をすることがこんなに嬉しくて楽しいものだとは。


あの頃があったおかげで、

授業の仕方も勉強したし、学んだことがたくさんあります。

逆に、あの時のきつい経験がなければ今の私も無い。

と言っても、今もまだ未熟で未熟で勉強不足ですが・・・。



やはり、人生に無駄なことは無いんだなと

教え子にあって改めて思い出させてもらいました。


卒業おめでとう!

そして、ありがとう!!


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